正直なカラダ
2001年11月8日どうもカリカリしてると思ったら月経が来訪。なーんだ。ってちょっと待った。
このヤロウのおかげでワタシャ毎月毎月毎月毎月カリカリカリカリカリカリしてるのか?
いかーん。まるでエイリアンに体を乗っ取られているようだ。いや、むしろエイリアンがダラダラ流れ出てるって感じか。(女性だけへの私信)
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知り合いのパーティーのようなものに出席。
こうゆう席は本当〜〜に苦手だ。
飲み放題食い放題では終われない帰れない雰囲気。
知らない人ともそれなりに適当に軽い笑顔で会話しなくちゃいけない。激しい人見知りと人なつきの悪い性格ゆえ心底苦痛。
しかし今回はお話上手で盛り上げ上手な年上の友人が数名いたので何とかその影に隠れて、いかにも参加してるっぽい演出ができたのでよかったな。
そのお話上手で盛り上げ上手な友人の中にお久しぶりな約1名『食いしん坊の女』がいた。
とにかく彼女は常に1本勝負の真っ向勝負の食いしん坊万歳だった。
お目当てのオスを見つけると脱兎のごとくかけ寄り、甘ったる〜い話し方と色っぽい体つきを駆使してオスの子孫繁栄本能をかりたたせるのだ。
夜が深くなるにつれ、酒も深くなる。そのオスと彼女の体の密着度が高まり、ふ〜たり〜のたぁ〜め〜せ〜かいはあるの〜ぉ♪という歌を歌いながら(激しく古いぞ)闇の中へ消えていくのだった。あ、歌は歌ってなかった。
そして翌日のオテント様の下で「えへ。食べちゃった」とペロリと舌を出している。そんな食いしん坊さんだったのだ。
そんな彼女を煙たがる女子も多かったが、ワタシは何となく憧れてたかも知れない。何故なら彼女の目的は食べちゃうことだけなのだ。
だので常に「彼の気持ち」も「彼女の気持ち」もそこには無い。彼女の口からはドロリとした感情はまったく表現されることは無かった。
あっても言わなかったのかも知れないが。その姿勢は潔くさえ感じていた当時10代のワタシ。
よく一回のSEXから一気に恋愛の悩みにすりかわる女子がいる。ワタシはそんな女子の方が煙い。話を聞くだけで仰ぎたくなる。パタパタと。
一回のSEXで恋愛は生まれないとは言わない。生まれることも大いにあるだろう。しかしその結果はもうちょい先にあるような気がする。
欲望に走ってしまった自分を美しく清く正しく見せたいのだろうか。聞いてると性欲よりもタチの悪い欲が渦巻いてるように見えてイヤラシイ。
と言うか、性欲ってそんなに悪いもんっすかねえ。食欲と同じ位に自然で正直で純粋じゃないですか?
まあソレをあからさまに出しちゃうことに悪とか恥と感じる気持ちはわからんでも無いが。その方が興奮するからね。
とにかくそんなくだらん言い訳はパンツまる見えより恥ずかしいと言うコトでよろしくだ。「黙って食べなさい」と親によく怒られただろ?
しかも、そんな食いしん坊な彼女は結婚が決まったと同時に真っ先に行ったこと。AIDS検査だ。これまた素晴らしい勇気と責任感だ。
覚えがありすぎるとなかなか行けないものだ。ちなみにワタシは絶対に行けそうに無い。
結果は陰性。これまたラッキー。場合によっては小さな田舎町の1コくらいは確実に潰れていたはずだからな。よかったよかった。
だのでワタシは現在1児の母になり旦那とうまくいっていないらしい彼女のパーティーでの動向を密かに気にしていたのだった。
見事に変化も進化も無かった。一瞬姿を見失ったかと思うと、獲物らしきオスの膝の上に既に座っていた。まずはマーキングとゆうところか。
湯気が上がりそうな程のまったりムードが2人からむ〜んと漂っていた。
以前ならその彼女の見事なハンターっぷりに小さく拍手を送っていたりしていたのだが。
やはりワタシも歳か。今回何だかふと悲しい気持ちになった。
仮にもこの場はパーティーだ。
クラブやバー、居酒屋でも無い。あきらかな目的を持った人間の集まりなのだ。
引っ掛かるバカもバカだが誘うバカもバカ。いわゆる主催者の顔を思いっきり潰してでも性欲が勝ってしまったらしい。畜生かお前らは。
まさかパーティーはパーティーでも違うパーティーと勘違いしていたのだろうか。
いやもう多くは語るまい。とにかく便所にでもさっさと行って欲しかったものだ。
30を超え、出産を経た彼女の体に以前のような持て余すほどの魅力は無くなっていた。
それはそれで仕方が無いが、そこも悲しみを誘うエッセンスとなっていたのかも知れない。
性欲は悪でも恥でも無い。しかしコントロールはしなくてはいけない。自然なものだからこそ慎重さが必要とされる。穴だけじゃダメだ。棒だけじゃダメだ。
せっかく人間に生まれたのだから。って、みつをか俺は。
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