考えすぎの猿

2001年8月29日
頼みゴトはするのもされるのもキライだ。

しかし1人ぽっちのこの体。どないもこないもいかん時はある。
どうしても第三者に頼まなきゃいけないコトもある。そんときゃ出来る限り自分より遠い人間を頼る。
つまり汚い話『金で解決出来る相手』を探す。もちろん合法的に。
商売として成り立つ分野で無いコトの場合はやっかいだ。何が何でも自分で出来ないかギリギリ悩む。
最悪の事態として身近な人間に頼んでしまった日にゃ、ちょっと胃がきりきりする位だ。
後腐れとは上手くいったもんで、これが変に友達だとか身内だとか恋人だとまさに腐りそうな得体の知れんもんがゴロゴロとその頼みゴトの裏側に転がってそうな気がする。
それはまるで炎症を起こしかけている扁桃腺のしこりのようで気持ちが悪い。

「困ったときはお互い様!」なんてキラキラした目で言われた日にゃ刑の執行を待つ囚人のような気持ちだ。
「何?何して欲しいんだっ?今頼んでくれ!とにかく今だ!」叫び出したくなる。むむー。
ようするに、いつかはいつ何時かに起こりうる相手の頼みゴトを聞かなきゃいけないのだ。
それは高熱にうなされている時かも知れない。
寝不足で「今日は絶対消灯8時」と決めている午後7時30分かも知れない。
恋人とロマンティックな最中かも知れない。
ガチンコの最終章を見てる時かも知れない。
生ビールの一杯目の一口目かも知れない。

キリが無いが、考えるだけでもぞっとしてしまう。

と言っても結構その場で断るのは平気だ。もちろん内容にも寄るが。
でも断られた相手はきっと思ってるだろう。「頼みゴト聞いてあげたのに〜」と。

あ〜めんどくさい。めんどくさい。

特にヤなのは、先にコチラの詳細を聞いてくるヤツ!
「今日時間空いてる?」とか「今手持ちのお金どれ位ある?」とか!
頼みゴトの枕詞と言っちゃあわかりやすいが、何かイライラする。ものすげい不安な気持ちにさせる言葉だ。
「自分の為の時間ならあるが、お前の頼みゴト聞く時間は無い」「自分の為の金ならあるが、お前に貸す金は無い」と秒殺してやりたいが、そこは大人のフリをして「少しなら」と答える。

まあ金の貸し借りは論外。1万円以上の金の貸借は、ばあちゃんの遺言で禁止されてるからな(original)。

とにかくその頼みゴトとやらを断った時に見せる『ものすげー悲しそうな顔』はやめてくれ。
こっちは『ものすげー悪いヤツ』になった気持ちになる。一応悪いと思ってながらも断ってるのだからさ。
それがどう考えても断られるのわかってるだろうっちゅう内容でもその顔しやがるから厄介だ。
霊感商法か?

もちろんワタシのも、あっさりと断ってくれても結構だ。誰にだって都合はある。
でもその断りをやたらと謝られるのも困る。これまた、こっちが『ものすげー悪いヤツ』な気分になる。

ものすげー悪いヤツだが。

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